この度、私が代表を務める会社、山口不動産株式会社は、2023年1月より、社名を＜株式会社 ironowa＞（いろのわ）に変え、新たなスタートを切ることとなりました。
この新社名＜ironowa＞には、「様々な個性やバックグラウンドを持つ人々が大塚のまちに集まり、手を取り合って主体的に暮らせるような、まちにしたい」という想いを込めています。
新社名＜ironowa＞への想い
iro （色）＝多様性を表現＋カラフルで色々な魅力あるまちを創造するという想い
wa（輪・和）＝人と人との繋がり（輪）＋協力・助け合い（和）を表現
山口不動産の「山口」とは母方の実家の苗字です。江戸時代から350年以上続く家で、土地管理のため不動産屋として法人を立ち上げたのが昭和22年（1947年）のことでした。
そもそも武藤姓である私が社長になったのは、親族内では「大ママ」と呼ばれていた、「女帝」5代目社長の祖母との約束がありました。祖母は外孫でありながら初孫である私に、幼い頃から期待をかけてくれ、度々、会社を任せたいと言ってくれておりました。そして先代6代目社長は私の母でした。
このような背景の中、今回の社名変更に当たって私は悩みに悩みました。私の独断で社名を変えてしまっては、亡き祖母や母を裏切ることになるのではないか、自分の代で山口という名前から別の名前にしてしまっては、ここまで繋げてきてくれたご先祖様に失礼ではないか、と。
しかしその反面、これからよりスケール感のある新たな事業を展開していくにあたって、“不動産”という単語や“個人”の名前が社名に付いていることは限界があるのではないかとも感じていました。
山口不動産が、新しい時代にふさわしい事業を行っていくうえで、新しい社名で、まちづくりや新規事業に真剣に取り組んでいく。大塚のまちの体温をあげたい、大塚をより魅力的なまちにしていきたい。そして今後は大塚だけではなく、豊島区→東京→日本への事業展開を実現していく。
先祖の方々が代々守り継いできてくれたものに想いを馳せながら、これから描く未来―「カラフルな個性をもつ人々が、手を取り合って暮らすまち」―を具現化するために・・・。
そうであるならば、先祖の皆さまにもお許しいただけるのでは、いや、きっと賛成してくれる。
「決意を固めた『今』が、社名変更の絶好のタイミングだ」
そんな想いから、社名を＜ironowa＞に変更すると決断致しました。
これまでの75年間、山口不動産へのご愛顧に心より御礼申し上げます。本当に有難うございました。
心機一転、これからも大塚のまちを拠点に、さらにカラフルでユニークなまちづくりを行ってまいります。
日頃よりお世話になっております方々、そしてこれからも多くの方々との出逢いを楽しみにしつつ、皆さまと共に素敵な未来を作っていけるよう、真摯に努力していきます。
これからも末永く、何卒宜しくお願い申し上げます。
山口不動産株式会社 代表取締役CEO 武藤浩司
